手織ひょんのき工房
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ひょんのき工房 東京都練馬区北町 有楽町線 副都心線 平和台駅
@



2024.8.11
立秋(?)残酷暑・・・


最近買ったマット。
羊に弱い。


清野工房で分けて頂いた綿わたを紡ぎ
試しにハンカチとタオルを織りました。



2024.1.31
2024年いきなりの大地震で始まり、
今年・今日・今を考える年の始めとなった。


清野工房の詳子先生から
パンツ用の木綿生地を織る案が出されたので、
綿に野蚕を2〜3割混ぜて紡ぎ始めました。
細目にしたいので紡ぎがはかどりません。
 

工房通いの途中、自転車を止めて見つけた春。
もうすぐ立春。

青い空と梅。

友人と西荻の蕎麦屋でお昼(新年会)。
十割そばがおいしかった。
久々のプラサード書店に立ち寄り、本を2冊購入。


良い日を過ごせたので明日からまた紡ぎの続きを楽しめそう。



2023.11.12
絣糸の束

50年程前に実家(山陰の絣の産地)の物置で見つけた
紺絣の整径済みの糸の固まり。
模様も分からない、細い紡ぎ綿糸なので技も無く、
眺めてはあきらめてを繰り返していた。
酷暑で家にこもる毎日で糸の束を見ていたら
やる気が沸いたので恐る恐るほぐしてみると
藍染めのおかげか50年以上(多分70〜80年)
経っている糸が切れなくて扱える。
マフラー3枚分の長さを取り
張りが欲しいのでリネン1/40糸と合わせて丁寧に絣部分を合わせて
ずれないように小束に括り千巻をしていった。
   
緯糸はそれぞれリネンと手紡ぎ綿糸で織り、
ほど良い張りの柔らかいマフラーとなった。


立冬の前日まで夏日が続いた今秋。
工房通いの自転車がきつい夏だったけれど
夕方の空の変化がひときわで
夏から秋へ、刻々と変わる美しい空を楽しみました。
   
じてんしゃにのって〜ちょいとそこまであるきたいから〜
高田渡の唄も口ずさむ。
さすがに11月の帰路はもう真っ暗。
マフラー作りも進まないし、秋色を楽しめないまま冬へ。
今年の流行色はグレーとか。



2023.5.19
初明かり窓曇りなく自明なり

今年は行動半径を広げたい。



今年の桜は早春に開花、気温の乱高下に耐えて
長く咲ききれいだった。


花冷えや切り株に友すわりおり


桜を求めてやって来る外口人と入れ替りに台湾へ。
松山空港で・・・
食べそびれて鮭おにぎりを入れたまま忘れていたバックに
探知犬が飛びついてびっくり。
えっ、あっ、サケ?焼魚はOK。
すぐ匂いを嗅ぎ分けたおりこう犬すごい。
非日常は何でも感動する。
   

遅延の文字左へ流れ四月尽

故宮博物院の玉の影響か、花園神社の骨董市で見つけた玉の蝉を買ってしまった。

3000円也



連休明けて、コロナ5類移行して山陰から東京へ戻る。
空路は空席チラホラ。
地震が続き、寒暖差大でコロナの不安を忘れるほどに。

台湾の人が言っていた。
「有事(中国)を忘れているわけではないけれど
とらわれると楽しくないので、日常は楽しく過ごします。
それに中国はそんなバカではないはず」と。

映像の戦車の脇の野のアザミ

ウクライナ他多くの紛争映像を見ない日はない。

久々の晴れ休日、いつもの散歩道。
     


大量にあるジーンズで裂織りバック計画。
 
 
どんなバッグが出来るかな。



2022.9.13
衣装が素晴らしいと友の誘いに乗り、7波の最中pcr検査を済ませ、
3日間行われる日本三大盆踊りの一つを観るために、
8/17日秋田西馬音内行きを決行。
秋田は雨天が続き初日16日大雨、2日目は朝から晴れの幸運。
3年振りの開催でしたが、コロナと悪天候も影響したか、
想像してたより人出が少ない感じで
むしろ初見物には丁度良く、終わり頃雨が降りだしたのも
灯りが滲んで幽玄の夜に浸りました。
雨が止まず3日目はまた雨天。
観光は諦めてタクシーで湯沢駅に向かうことに。
友人が昔通っていた家の秋田出身のお祖母さんに
「おしずかに」と見送られていたけど
秋田弁のお気をつけてのような意味合いでしょうか、
と聞くとはいそうでしょうという返答。
秋田弁はいいですねなどと話しながら駅に到着。
降車時おしずかにを使えますねーとドライバーさんに言うと、
「いやぁそれはちょっと、、」
あっ、んだね。
その後新庄で昼食を取ることに。
木曜定休が多いので、
遠いけど一軒だけ蕎麦屋がやってると聞き傘をさして向かう。
辿り着いたらなんと支度中。
入り口で食べ終えたらしい男性2人にグチると、
頼んだら食べさせてくれるよーと。
あのぉすみません、駅から歩いて来たんです、、
無事に美味しいお蕎麦が食べられました。
40年振りの秋田はしみじみ身体と心に沁みたのでした。


2022.5.27
午前中練馬区に大雨洪水警報
休日としたが昼過ぎに雨はピタリと止んだのでウォーキング
       
移る季節の早さに目を見張る


2022.1.20

コロナ禍の来客カトリンさん(エストニア人)の
花束のお土産に感激        エストニアでの制作品
 



 
【祈】自由に行動出来る年に。工房にも良い年に。
 
1月6日昼頃より雪に。段々本降りになって、帰りが心配・・・
でもうれしくて♪
むつのはなそらにいろなしおともなし
   2022.1.6更新




10月 1年8ヶ月振りに実家帰省の為、PCR検査キットを購入

9月某日清野工房で12月作品展用のセーター類を縮絨仕上げしました。
休憩しながら仕事場の好きなところを見つけています。
     
 

夕顔にオロオロ明日を約束す(病院待合にて)
引出しの直筆付録付紙魚走る
無花果や一夜に熟す月の下
   2021.10.13更新


 
丸き苔つく古木の肌に花清し
ウメノキゴケは染材でもある。アンモニア発酵させて綺麗な赤色が染まる。
石垣に付いたものを採り染めたことがある。
桜の老木に付いているのを見ると、桜の色を吸っているかと想像してしまう。

2021年は3月からぼちぼち稽古日再開してます。
   2021.3.24更新


教室、4・5月はコロナ休み


道具を持ち帰り、自宅で糸紡ぎの毎日


   
最小限の買い物は歩いて遠回り
散歩位では運動不足。太った〜


ベランダの鉢植えの無花果
早々に着果して長梅雨で半分落ちた。ぬか喜び
家の片付けもやれた自粛生活でした。

8月は夏休み。
 
黙々と紡ぎ、織りの日々
明るい気持で過ごしたいと思っていたせいか
出来たものがカラフル
年明けはダーク色に凝っていた。

沢山織ったけど秋の作品展はキャンセルしたのです。
来年は開けますように!

9月から教室再開しました。

自宅←→工房で日光湿疹がかゆい〜
     
9月になっても暑さ対策に気をとられてコロナ対策は2番手に
地球が悲鳴を上げている。

コロナ禍に小皿で夕食向半夏生
夏マスク爪を噛む癖忘れおり
   2020.9.9更新


老木の花コロナ禍の空に映え
清野工房の還暦を超えた桜木
毎月末の教室日、今年は開花記録更新で花見が叶った。
   2020.03.24更新




さがしものぽろりといづる年の暮れ
老父座し杳たる指図年用意
秋曇り百鼠色の深さかな
胡桃染めゆれて栗皮色映えし
一心にちさき指先露ねらう
ビルケナウ入道雲の影に立つ
重ね履く黒靴下の毛玉かな
'19,詠み句

10月      
試作品
プレゼント用に考えたブローチ、織りのデザインを考えるのが楽しい。
好評なので沢山つくろう。

          

8月
主にアルパカ、コーモ毛に取り組む。
アルパカはすべるし、コーモは油がすごい。


7月
どくだみを摘んで染める。

                    鉄媒染

6月
ポーランド、ウォビッチで見つけたタンポポの絵。

      2020.1.10 更新




雉筵
好きな野草


車輪梅(テーチギ)
大島紬の泥染の染材
公園や道路脇の植込みに見かけると、染めてみたいの片想いのままで五月の白い花を楽しみに眺めている。 ベランダの鉢植えの隅に自然に芽を出した榊と思ったのを放っておいたら先日白い花を付けていた。
もしかしたらとも思っていたのでうれしい!
染められる位大きくなるように狭いけど庭に移そう。
        2019.05.15更新


花曇り一重と八重の交代日
        2019.04.12更新



元旦や窓越しの空澄み渡り(2019)
雉筵並んで座るぬいぐるみ
雉筵落とした鍵はこのあたり
大量のねぎ花束のごと持ち帰る
      詠むのをさぼった2018年でした
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
〈推薦句〉
冬ざれや卵の中の薄あかり 秋山卓三
8月や六日九日十五日 永六輔
烏瓜振り向くまでもなくひとり 鎌倉佐弓
            2019.01.03更新


5月になると南窓から西壁に陽が差し込み
影絵のモーニング上映が始まる。
工房の古窓は吹きガラス。
冬隙間風に耐えて、、影絵を待ちわびる。
   2018.06.18更新

朧月
鯛の鯛包みし娘母となり
春の闇古家に帰り鍵探ぐる
風鈴や績む手はそよぎ糸そよぎ
犬連れし殊に従う無月道
   2018.03.30更新
スローアート藤田泉さんコーディネートの
ヤノフ村の織物ツアーに参加
体験記はこちら▶
ヤノフ織体験後、ビアウエストク駅へ
駅近くの会場で教わっていたルチナさんの作品展示を観ることが出来た。
手紡ぎ糸で織られた大きな作品が素晴らしかったので
帰国後すぐに織りを復習してみようと
まず糸紡ぎから。
 ② ③
半強撚に紡ぎ、縦糸を強くして、①②③の順番で制作。
ヤノフの機は滑車式。ロクロの機とほぼ同じ機能なので教わった通りにやって
問題なく織れました。
日本の高機はとてもスムーズ。
教室の生徒さん達も興味津々でやりたい人続出。近々ね。
2017.07.31更新
6月中旬空梅雨です。
剪定した枇杷の枝・葉を頂いたので、染めることに。
収穫後の枝葉なので色が薄いかなと思いながら煎じてみると、やはり殆ど色が抽出されない。
染液を混ぜながら一週間待ってみると液が濃くなったのでうまく染まりました。
 
明ばん媒染
枇杷の実の色です。

2017.06.20更新

ひよどり。   2017.04.11更新
 
酔いのこりたしか初夢見たやうな            工房に珍客
かたつむり角をだせ逆上がりしろ
青花を白布に落とし息を吐く
凍凪や携帯の電源を切る
 ちっとも進歩しない   2017.01.03更新

御神木見上げてひらく胸に春
里帰り冷えしイチジクプチプチプ
手巾なく流れるままに秋の空
短日の父は肴を待ちきれず
2015年作。
心の中を詠めるようになりたいと思えど、難しくて今はまだ偶に作句。
我流でも、もの作りにも通じる発想力につながればと、元旦に計。2016.01.02更新

ひこうき雲。2015.04.05更新

初夏に一度だけ姿を見せてくれた工房の家守さま。2014.10.19更新

自宅用のテーブルセンター(大)。
縦リネン白糸&緯ネパールいらくさ手紡ぎ糸。
リネンの張りといらくさの柔らかさが調和して好みに出来ました。自分のものを望み通りにじっくり実用のみを考えて織ったのは久しぶり。自問しながらの作。2014.01.01更新

7月上旬にイスノキ舎の友人を誘って、念願の檮に逢いに行ってきました。
遠江一ノ宮の小国神社は杉の大木がそそり立つ鬱蒼とした中に立派な社殿が並ぶ。駐車場付近の土産売店でイスノキは?と尋ねると誰も知らないと首を振る。ひょんのきと問い直しても分からない。社務所で聞くとひょうの木と教えられた。社務所裏手に廻るとあったあった。やっと来れたの思いですぐに近づけず、しばし離れたところから眺めてみる。樹齢は何百年なのか?大きく伸びる樹ではないのに、幹は赤っぽい色をして複雑な形を成し硬そう。ちょっとグロテスク。仰ぐと枝が広がり幹に反してたっぷり丸い葉が繁って若々しい。不思議な印象。
近づき手を合わせてから触ってみた。頬擦りして撫でて、写真を撮った。2012.10.08更新
木肌、枝振り、葉の形…若い頃は、木は見分けるのが難しくてあまり興味を持てなかった。草木染めをやるようになって、少しずつ木の名前・特徴を覚え、少しは判るようになってはきたが、まだまだ知らないことだらけで気にかかる。工房に名を付けるとき、木偏の名が好いと思って、ひょん(柞)を思い付いていた頃に、親しい友人が編集・出版の企画の為の名を考えていたので、一緒にあれこれ考えた末にそれぞれひょんのみ工房とイスノキ舎と決め、お互いの健闘を励まし合った。
さて柞と書くが、白洲正子著「木」の中のイスの項に檮などの字を当てるとある。櫛の上等なものはイスノキで今でも宮中の儀式用の櫛はイスで調製・黄楊も檮も伐るといわずに、掘る…自然に倒れた木が腐って、シンが残ったものを櫛に作る。年輪が出にくいので樹齢はわからない…縄文遺跡からも発掘。中癭は東側だけにつく、一名「さるぶえ」とも呼ぶ…等々。神秘的だ。
私の名の寿にも通ずる「檮」に心が動き、ひょんのき工房と改名に至った。
遠江の小国神社の神木である、古木の檮に会いに出かけたいと思っている。2012.04.01更新
毎年自宅近くの白子川沿いの道ばたに、元気に繁る鬼胡桃の木。9月になると枝・実を勝手に頂いて染めています。名栗辺りでも採ってきて染めていますが、比べると茶色が浅い。都会の土壌は養分不足か、悪環境が原因?今年は記録的酷暑が影響して、色に変化があるやもと期待半分で染めてみると、予想が当たりまあまあ良い色が得られました。さっそく織り上げて、

暑かった夏の恵み!?に感謝。
友人より何かオープンのお祝いをと申し出あり。
ではシンボルツリーになりそうな木を…とお願いして、やってきた柊。
大きくなるまで頑張れるかなー。