体験記
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スローアート藤田泉さんコーディネートの
ヤノフ村の織物ツアーに参加
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7/1
ツアー2日前にワルシャワに入り、2日間たっぷり散策。
ピエロギ
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7/2
- アンティークマーケット
- ロジェンキ公園
- 民族資料館
- ショパンコンサート
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針の看板。仕立屋かな?
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ヤノフ織に初対面。期待膨らむ。
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7/3
- ジャガード織工房見学
- 〈列車で〉ワルシャワ → ビアウエストク →
〈タクシーで20km〉コリチン → ホテルビエシアダ着
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7/4
(ヤノフ織ワークショップ1日目)
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今日はここまで。
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7/5
(ワークショップ2日目)
作品が沢山展示。
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機も伸子も手作り。
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1時間も織るとランチよ〜お茶休憩〜散歩してきなさい〜
織り方がまだ分からないままなのにね・・・。
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7/6
(ワークショップ休み)
- ベルナルダさん宅にてポーランド料理教室
- チーズが出来るまで広い畑で苺摘み
- ルドガルダさん工房・アリチアさん工房 訪問
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じゃがいもペーストの肉饅頭 ポーランド名は?
フレッシュチーズ
ジュレック
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7/7・8
(ワークショップ3・4日目)
- ルチナさん工房
- 夜、ベルナルダさん宅ソーセージバーベキューご招待
ママがいろいろ見せてくれる。歌声もステキ!
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1段すくってタク(イエス)、気を良くしたら2段目はニエ(ノー)、
またほどき、の繰り返しでちっとも進まず
理解できたと思ったけど今日もぬか喜び。
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いつまでも明るく、遅くまで織りを忘れて楽しかったバーベキュー。
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7/9
(ワークショップ5日目)
- ヤノフ教会日曜ミサ
- ヤノフフェスティバル
- ルチナさん工房
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左から、テレサさん、 泉さん、アリチアさん、 ルドガルダさん。
出店の前にて。
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お昼はルチナさん&ママの手料理おもてなし。
やっと縦線と緯線のピックアップが分かってきた・・・
でも間違えてしまう。
もうすぐ完成。
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7/10
(ワークショップ休み)
- 織り手最年長・工芸家教会会長のテルサさん宅訪問
- 羊農家・鍛冶屋・漬物屋・陶器職人訪問
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7/11
(ワークショップ6日目・最終日)
ポルチーニ茸は見つけられず 少々のアンズ茸と野いちご摘みをして朝食でいただく。
現代的な模様も
最終日は何かが起きる?!
炎天下、昨日羊農家で頂いてきた沢山の毛を
溜めてある雨水を使ってすすぎ始めたら、ルチナさんのママが割り込み
少量のウール用洗剤を入れ、力強く洗い
ジャブジャブすすぎこれでいいのよと。
残ったゴミは?と聞くと
「紡いでいる時、織ってる時、、段々とれるよ」だって。
気になっている二作目小作品を仕上げなくてはと機に戻り、
格闘していると天候急変。豪雨・雷・突然停電。
外から入ってきたママがどきなさいと機に座り、
残り5センチを、私の携帯ライトを頼りに猛スピードで織ってしまった。
仕上がるかを心配してくれたらしい。
電気も回復し・・・
ママの織りはすごかった。衰えてなどいない。
引退はもったいないと、 神業を見て感動。
参加メンバー森田さんによる、お茶会(抹茶)のおもてなし。
雨も上がって記念撮影。
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7/12
列車の時間までルチナさんの作品展示を観る事ができた。
ヤノフ織を体験・少し理解が出来た上で観た作品の数々は
素晴らしいものでした。
さようならヤノフ村。
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7/13・14
(帰国)
最後の1日は織りから離れて、
ヴィエリチカ岩塩坑・市場・中央広場等を見学。
でも・でも・・ヤノフの農村風景が浮かび、都会もいいけど・・・
と考えて足が止まる。
明日早朝出発もあり、早めにホテルへ。
90%織物体験の旅でした。
スローアート藤田泉さんお世話になりました!
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寿美恵のヤノフ村織考!
出発前は、二重織りのヤノフ織りは糸も太くかわいい感じの絵織りと
思っていた。
高機で縞や簡単な図のピックアップは織れるので
ランダムに木・家・動物・人等をどうピックアップするのかなと、
旅に行ける口実に体験してみましょうかと軽く考えて
決めた参加でしたが、やってみると仕組みは簡単で
理解できるのに、想像以上に難しかった。
先の先までピックアップを想定して一段ずつ細かい模様を
下絵もなく縦糸を数えて決めてピックアップしていく。
「昨日織って納得しなかったのでまた夜機に座ってやり直したのよ」と
話してくれたベルナルダさん。
「大きな作品に沢山の絵柄を隙間なく織り込んだものは2週間かけた」と
笑顔のルドガルダさん。
ヤノフ織は縦の糸をスティックですくっていくので、その後
緯糸を入れて模様が織り面に現れた時、そのつど達成感がある。
きっと次々と先に進めるのが楽しいに違いな
いと、目にする景色が模様と重なり、農家の主婦達が
冬に春を待ちながら縁あふれる大地の木々・花・鳥・
家畜・人々を織り込む気持ちがヤノフ村滞在中に段々わかってきた。
各家に招かれると窓・壁・棚・テーブルがかわいく飾られて、
生活の豊かさを感じた。
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優しかったポーランドの人々。
機も道具も上等ではなかったけれど大切なことを教わりました。
帰国して自分の機で織ってみて、
集中してしまい、疲れる織りだと再確認。
次々と織り進めたくなってしまう。
取り憑かれそうだ。
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